今すぐ実践!肌のザラザラ改善はターンオーバーにあり☆
いつものようにスキンケアをしていても、頬などを触ってみると肌がザラザラしていたという経験はありませんか?
触っていて不快に感じることはもちろんですが、化粧水やクリームがうまく浸透しなかったり、化粧のノリが悪くなってしまうのは困りものです。
では、なぜ肌がザラついてしまうのでしょうか?
今回はその原因と対処法について紹介していきます(^^♪
人間に限ったことではありませんが、多くの生物において、体を構成している細胞は、古くなったものが新しいものへと少しずつ入れ替わっています。
人間の肌に関しては、表皮の一番深いところにある基底層という組織で肌細胞が新しく生まれます。これが押し上げられる形で肌の表面に近づいて行き、やがては表皮の一番外側で刺激から肌を守る角質層を形成するようになります。
さらに時間が経ち、古くなった角質層からはフケや垢として細胞が剥がれ落ち、28~56日前後で新しい肌へと生まれ変わるのです。
この仕組みをタターンオーバーや新陳代謝と呼び、健康的な肌の維持には欠かすことができません。
肌がザラザラしてしまうのは、このターンオーバーが何らかの原因で乱れ、古い角質が肌に残ってしまうことに原因があります。
ではどのような要因がザラザラの素となるターンオーバーの乱れを引き起こすのでしょうか。
ターンオーバーは、早まっても遅くなっても肌をザラザラにしてしまう原因になるんです。
肌へダメージを与えることは、ターンオーバーを早める原因
・過剰な洗顔
・力を入れてゴシゴシ洗う
・熱いお湯ですすぐ
・洗浄力の強過ぎる成分やスクラブが含まれている洗顔料を使う
・ピーリング剤の多用
といった間違ったスキンケアがこれに当たります。
また、紫外線にさらされることも良くありません。
ダメージを受け傷ついた肌は、皮脂やセラミドなどの保湿成分が流れ出て、徐々に乾燥するようになり、それを修復しようとして生まれ変わりのサイクルが早まってしまいます。
すると、肌は徐々に厚くなり、自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が残った状態になります。
これが肌のザラザラを感じる原因で、完全に成熟する前の細胞のため、敏感肌や肌荒れ、カサカサ感やテカリ、毛穴が開くといった症状にも同時に陥る恐れがあるので注意が必要です。
ターンオーバーが遅れる要因は、加齢や生活習慣が左右される
新陳代謝が盛んな20代では、そのサイクルは正常な範囲ですが、年齢を経ると徐々に代謝が低下し、40代では40日を超えるとも言われています。
しかし、現在ドラマでも流行っているみたいにタイムリープなんて出来ませんよね・・。
今出来ること、それは規則正しい生活習慣を身につけることです!!
・質の良い睡眠
ターンオーバーは就寝中に活発に行われるので、睡眠の不足や不規則化で新陳代謝が低下することも考えられます。
・ストレスを溜めない
ストレスの蓄積でホルモンバランスを崩すと、女性ホルモンの減少に伴い成長ホルモンも減少してしまい、肌細胞の成長が遅れることがあるので注意してください。
・規則正しい生活習慣
不規則な食生活、外食やコンビニなど栄養の偏った食事も悪影響を及ぼします。これは、肌の成長に欠かせないビタミン類やたんぱく質、アミノ酸などが不足するためです。
さらに、アルコールはその分解時にビタミンB群を大量に消費する他、たばこは血管の収縮によって肌への栄養供給が滞るだけでなく、体内のビタミンCを破壊します。
これらも肌の新陳代謝が鈍る要因なので控えた方が良いでしょう。
以上のような原因でターンオーバーが遅れることで、古い角質が残り、結果として肌がザラザラになってしまいます。
肌のザラザラに赤みを伴う場合
炎症を起こしていたり、薄くなった角質層から毛細血管が透けた状態になっている恐れがあります。この際に重要なのは、ザラつきの改善よりも炎症を抑えて角質層を厚くすることです。
健康な状態では自然に治癒するのですが、化粧や洗顔の方法によっては悪化するかもしれないので、肌に優しいマイルドな製品を選び、洗顔はぬるま湯で優しく行うようにしましょう。
薄い角質層に関しては、肌の保湿と保護に効果的な、セラミドなどの成分を含む保湿剤を優しく浸透させるといった丁寧なケアが重要です。
かゆみを伴う場合
皮膚が乾燥していることが多い傾向にあります。オイルクレンジングや過度の洗顔、熱湯の使用などを控えれば、天然の保湿成分である皮脂量を正常に保つことができます。
また、適度な運動や糖分の過剰摂取を控えるといった生活習慣の改善も効果が期待できます。
日焼けのようなヒリヒリ感と共に肌のザラつきを感じる
角質層やそれを覆う皮脂膜のバリア機能が低下している恐れがあります。肌細胞が外部からの刺激に敏感になっており、少量の汗や紫外線に過剰に反応してこのような症状が表れます。
皮脂膜を健康的に保つには、正しい洗顔方法の見直しが有効です。
肌の水分を留める働きもある角質層に関しては、その細胞の隙間を埋める成分の一種であるセラミドを補うと良いでしょう。角質層の強度を高め、バリア機能の維持だけでなく保湿効果も見込めます。
ニキビを伴うザラザラ肌
ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスや自律神経の乱れは、皮脂の過剰分泌にもつながるので、肌のザラつきと共にニキビに見舞われることも少なくないのです。
加えて、ピーリングやスクラブ洗顔で肌に付いた小さな傷に細菌が入って起きる炎症や、除去された皮脂膜の修復のため皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まることにも起因します。
対策として重要なのは、やはり洗顔やスキンケアの際に肌をいたわることです。
他にも、表皮の奥の真皮層にまでダメージが及んだ際にできる、クレーター状のニキビ跡がザラつきの原因になることもあります。ここまで炎症が進んでしまうと、皮膚の細胞を新たに作れなくなり、凸凹した跡が残ってしまいます。
対処法として、コラーゲンや生成を助けるビタミンC、ビタミンAを配合したスキンケア用品で改善が見込めます。また、美容皮膚科でのケミカルピーリング治療も有効です。
そんなクレーター肌に関する詳しい記事はこちら(^^♪
きれいな肌を目指す!肌がクレーターになる原因とその対策
ピーリングなどで一時的に肌がきれいになっても、これによって乾燥が進行してしまうと、余計に肌のザラザラを悪化させてしまいます。さらに、ニキビやしみ、しわといった他の肌トラブルにつながることも十分に考えられます。
これに対し、生活習慣やスキンケアの改善は、ザラつきを解消するだけでなく、ハリ・ツヤのある美しい肌の実現に大いに役立つはずです。
肌のザラつきを感じたら、ターンオーバーを意識して、できるだけ早く対処するよう心がけてください。